新日鐵住金㈱大分製鉄所

2018年2月 熱延工場大修理

2018年2月20日~3月2日
サービスエリアに立ち寄りながら、高速道路で向かえば、
日中のほぼすべての時間を費やしてしまいますが、
新幹線と在来線を乗り継いで、ぼんやりしていると、大分駅まで瞬く間に着いてしまいます。
ここ大分製鉄所に入ると、鉄鋼業を代表する社名が大きく見えてきます。
注視してしまうのは、旧字体で難しい「鐵」という漢字です。
戦前の旧字体の中には、画数が非常に多く、
まるで絵のような旧字体があり、書くはおろか読むことさえ困難です。
「鐵」という漢字であれば、読むのは簡単ですが、
業界への関わりや鉄への馴染みがなければ、書けない漢字なのではないでしょうか。
なぜ「鉄」ではないのか調べてみれば、すぐに答えは出てきます。
「鉄」にまつわる話で有名なのは、鉄道会社のエピソードでしょうか。
社名に旧字体を使用する企業は、漢字本来の意味や成り立ちによって好まれ使われていることと、
先人の想いが託された旧字体は、社名に幅広く使われていることも知ることができます。
大分製鉄所内の熱延工場メンテナンスは、加熱炉と巻取機での作業でした。
休日があった訳でもなく、現地での些細な楽しみとしては、やはり温泉でしょうか。
源泉数で全国1位の大分県には、温泉が豊富にあります。
大分駅の周辺からでは、臨海工業地帯は少し遠くに感じられますが、天候にさえ恵まれれば、
大分の街並みと別府湾までの素晴らしい景色を、きれいに見渡すことができます。