北の国から新大陸へ
2018年8月 メタルワンスチールセンター四国
2018年8月25日~8月28日
出発から高速道路1時間程で景色が一変します。
ここは、岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ「瀬戸大橋」です。
天候に恵まれ、車内からは穏やかな海と幾つもの島々を見渡すことができます。
現在、本州と四国を結ぶルートは3本ありますが、
鋼製の吊橋である、この「瀬戸大橋」の建設が最も古く、開通からすでに30年が経過するようです。
人や車が行き交うだけではなく、今や生活に欠かすことのできない光ケーブルなども通っています。
驚かされるのは、高速と鉄道の2階建て構造の併用橋で、新幹線仕様にもなっていることと、
昭和の時代に開通していたことでしょうか。
世紀の事業と言われ、当時の知恵と汗の結集は、高度成長のシンボルではないでしょうか。
四国新幹線は実現していませんが、
瀬戸大橋の完成で、物流や観光において大きな経済効果を生み出しています。
様々な理由で偉大な瀬戸大橋ですが、四国本土へ到着し、何か新しいものに触れることがあるなら、
私たちの知らない異なる文化や歴史などがあったりするのでしょう。
目的が違うので、その様な機会はありませんでしたが、
瀬戸大橋を走るローカル線は、新しい発見だったのかもしれません。
ここ四国は、一部だけでの道路事情ですが、
山間部などは道幅が狭く、見通しや路面状態の悪い区間が多いことでも知られています。
今年の夏は、絶え間なく続く異常な暑さで、酷暑という言葉がよく使われますが、
国道でありながらも、整備不足などで通行が困難な道路は、酷道と呼ばれるそうです。
車での移動は、やはり事故のリスクや運転の負担などを考えてしまいます。
酷暑については、「暑さ」ではなく「熱さ」と表現してもいいのかもしれません。
容赦ない日照りが繰り返され、暑さも常識のレベルを超えると、
生産性の低下によって、企業にとってもマイナス面が多くなるのではないでしょうか。
さて、私たちが向かう目的地は、香川県丸亀市にある「メタルワンスチールセンター四国」です。
現場作業は、3,000tプレスの部分的な更新です。
丸亀市では、昼も夜もうどんで、コシ至上主義である讃岐うどんの文化を堪能しました。
私にとっては、安くて美味しい「うどん」に昭和の味を感じますし、
昭和の時代にあった「うどん自販機」を、ついつい思い出してしまいます。